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Top Page > 2010年08月

バトルライン

ボードゲーム・カードゲーム レビュー
DSCF4890s-.jpg

邦題:バトルライン
原題:BATTLE LINE
作者:Reiner Knizia
メーカー:GMT GAMES
プレイ可能人数:
年齢:10歳以上
所要時間:20~30分
形態:C
重さ:やや軽い
要素:
戦略戦術■■■■■
駆け引き■■
幸運不運■■■

受賞歴:
-


・原題の意味および、箱の表面に書かれている文字の意味
「BATTLE LINE」の意味ですが、「戦線」です。
箱の表面に、書かれている「ALEXANDER the GREAT」ですが、これは、「偉大なるアレキサンダー大王」という意味です。アレキサンダー大王がこのゲームの主役なんですね。出てこないときもありますが。

・ゲーム内容の簡単な紹介
フラッグを取り合う、古代戦を模したカードゲームです。

このゲームの戦略カードの「リーダー」は、ALEXANDERとDARIUSの2枚です。つまり、アレクサンドロス3世(マケドニア王、空前の世界帝国を建設する)と、ダリウス3世(アケメネス朝ペルシアの最後の王)の戦いがこのゲームのテーマだと思われます。

まず、プレイヤーが向かい合って座ります。2人の間に「フラッグ」と呼ばれるポーンを並べます。

DSCF5824s-.jpg

フラッグには、それぞれ3枚ずつ、軍隊カードを並べるスペースがあると思ってください。


DSCF5044s-.jpg
2008年11月24日撮影。ミクシィの「2人でボードゲーム」コミュニティのトップ画像用として撮りました。

手番では、手札から1枚カードをプレイして、その後、補充します。

この補充の時に、軍隊カードの山から引いてもいいですし、戦略カードの山から引いてもよいです。これで手番は終了です。

これを交互に行っていきます。目的は、フラッグを取ることです。フラッグを取るためには、そのフラッグに対して、相手よりも強い3枚組のカードを置く必要があります。カードは、3枚セットになって、はじめて強さを計れます。

DSCF4885s-0.jpg
ゲーム中盤の様子。まだまだどちらが勝つか分かりませんよ~。

強い順に、
「3枚の色が同一で、数字がストレートになっている(ストレートフラッシュ)」、
「3枚のそれぞれの数字がみな等しい(スリーカード)」、
「3枚の色がみな等しい(フラッシュ)」、
「3枚の数字がストレートになっていて色が同一ではない(ストレート)」、
「役なし(ブタ)」
となっています。

もしも同じ強さなら、3枚組の数字の合計で競います。
この強さが本当によくできていて、強い役ほど作るのが難しくなっています。対戦相手は一人です。だから、ソイツさえ上回ればよいのですが、お互いがそう考えている訳です。簡単でも堅実な役で行くか、運に任せて強い役を狙うかを考えるところがこのゲームの面白いところです。

あと、このゲームの面白いところは、戦略カードです。戦略カードはいわば、特殊カードで、特別な効果を持っています。これが結構強力です。しかし使用枚数に制限があります。
相手が使った枚数プラス1枚
まで使えます。強力だからあんまり使えないようになっているんだね。

フラッグごとに見て相手より強ければ、そのフラッグを取ります。フラッグを5つ取るか、連続のフラッグ3つを取れば(中央突破)、勝利になります。

DSCF4886s-.jpg
ゲーム終了時の様子。ほとんどのポーンがいずれかのプレイヤーのモノになっています。

DSCF6607s-.jpg


・2人プレイについて:

海長とオビ湾によるゲームの面白さ評価:10
海長とオビ湾によるゲームに対するコメント:
楽しいですね。
構成がトランプゲームに似ているので初心者も入りやすく、悩みどころもわかりやすく出来ています。

otakeによるゲームの面白さ評価:10
otakeによるゲームに対するコメント:
ゲーム中盤の、悩みどころがたくさんある状態がとてもおもしろいです。
5つのフラッグを取る他に、3つの連続したフラッグを取っても勝利という点が、ゲームに緊張感を与えていると思います。
また、戦略カードの効果や使用条件が、このゲームをより魅力的なものにしています。アドバンスルール(手番最初にフラッグ確保)でのプレイはこのゲームを評価する上での絶対条件です。
通常ルールでのプレイしかしたことが無い、という方は一度アドバンスルールでプレイしていただきたいですね。
ポーカーの役を知っていると、導入がスムーズでしょう。

シヴによるゲームの面白さ評価:
シヴによるゲームに対するコメント:
(コメントはありません)

アブラハムによるゲームの面白さ評価:
アブラハムによるゲームに対するコメント:
勝つために必要な運と思考のバランスがよい感じ。ただ戦術カードが強すぎるような気がします。

やおきんによるゲームの面白さ評価:
やおきんによるゲームに対するコメント:
ロストシティと同じで、簡単なルールながらカードプレイのジレンマを感じられる非常に良いゲームだと思いました。
バトルラインの場合、戦術カードのおかげで相手を直接攻撃できる要素もあり、戦術性はかなり高くなっていると思います。ロストシティに比べじっくり考え込んでしまうので、こちらの方が脳の疲労度は強めかなと思いました(笑)。手軽さならロストシティ、ガッツリ対戦するならバトルラインということで、ロストシティと同じ8点を付けさせてもらいます。
ゲーム慣れしている人同士なら、さらに+1点の9点だと思います。

・コンポーネント
赤い木製の駒(フラッグ)は木製駒が好きな私には嬉しいです。あとは、軍隊カード60枚と戦略カード10枚の、計70枚のカードです。

・カードのサイズ
(63.5×89mm):70枚

・BGM
ホルストの「火星」は結構合ってると思います。


・他サイトさまの紹介記事
プレイスペース広島
Funagain Games
Board Game Geek
play:game
Nagoya EJF
Table Games in the World
GIOCO DEL MONDO
週刊じゃむたん通信
浅く潜れ!
遊星からのフリーキック
ふうかのボードゲーム日記
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[ 2010/08/16 23:35 ] ボードゲーム・カードゲームレビュー | TB(-) | CM(-)

ガイスター

ボードゲーム・カードゲーム レビュー
DSCN0593.jpg

邦題:ガイスター
原題:Geister
別名:ファンタスミ
別名:FANTASMI
作者:Alex Randolph
メーカー:Venice Connection
プレイ可能人数:
年齢:8歳以上
所要時間:15分
形態:B
重さ:重い
要素:
戦略戦術■■■■■
駆け引き■■■
幸運不運■■

受賞歴:
1982年ドイツゲーム大賞ノミネート


・原題の意味
「FANTASMI」の意味ですが、「幽霊」だそうです。イタリア語だそうです。

・ゲーム内容の簡単な紹介
ガイスターはオバケ将棋です。ドイツゲームの中では比較的有名なゲームです。

ボード上の駒をプレイヤーが交互に1歩、1歩動かしていきます。自分のオバケ駒を動かすのですが、前後左右の4方向のいずれかに動けます。ただし、すでに自分の駒がある場所は移動不可です。敵駒と同じ場所にあとから入ると、そこに置かれていた敵駒を取ることになります。
こう書くと、将棋みたいですが、進行としては、確かに将棋みたいです。しかし、決定的に違う点が幾つかあります。

王将が無い。
取らない方が良い敵駒(悪いオバケ)がいる。


悪いオバケと良いオバケがいるんですが、外見上は区別がつかないです。

DSCN0597.jpg
オバケたち。誰がいい奴で誰が悪い奴なんだ~?!

後ろから見れば、一目瞭然なんですが(オバケの背中のポッチの色で判別)、相手プレイヤーはオバケを前からしか見ないので、見分けがつかないのです。相手プレイヤーの挙動で判断しましょう。

勝利条件は次の3つのうちどれかを達成することです。
1.相手プレイヤーの良いオバケを全て取る
2.自分の悪いオバケを全て取らせる
3.自分の良いオバケを1個、脱出させる

ガイスター格言:
「悪いオバケはよく動く」

勝つためには心理的駆け引きが重要なゲームです。

DSCN0598.jpg
裏から見るとよく分かります。青いぽっちが付いているのが良いオバケ。
赤いぽっちは悪いオバケ。

●ヴァリアント(カバレロ考案)
これから書くヴァリアントは、実際にプレイをしてみたわけではないんですけど、思いついたので書きます。
その1.王将ヴァリアント:すべてのオバケ駒は将棋の王将と同様の動き方ができます。
その2.善玉王将ヴァリアント:良いオバケ駒だけは、将棋と王将と同様の動きができます。悪いオバケ駒は通常通りの動きです。

●ヴァリアント「インディアン・ファンタスミ」(にゃんとろ考案)
インディアン・ファンタスミは基本的には通常のファンタスミと同様のルールですので、通常ルールとの相違点のみここでは書きます。
まず、両プレイヤーは、オバケに付いているマークが自分に分かるように、相手の駒を相手の陣地に配置します。つまり、インディアン・ファンタスミでは、自分の駒については良いオバケか、悪いオバケか分からない代わりに、相手のオバケは、良いオバケか、悪いオバケか分かる訳です。
オバケ駒は、取られた段階で、良いオバケか、悪いオバケか分かります。
勝利条件は、相手プレイヤーの良いオバケを全て取るか、自分の悪いオバケを全て取らせるかの2つです。

●ヴァリアント「インディアンガイスター」(某氏考案)
インディアンファンタスミを含んだ記事を、2001年5月13日に掲載したところ、インディアンファンタスミと別のファンタスミのヴァリエーションルールがあるとのご指摘を受けました。
それは「インディアンガイスター」(某氏考案、niftyゲームフォーラムにて2000年3月29日に草場純さまが発表)です。草場さまにご許可を頂きましたので、ここにインディアンガイスターをご紹介させて頂きます。

ゲームの準備
・まず互いに赤4つ青4つのお化けを取ります。
・次に、それを相手の陣地の4×2にこちらに背を向けて並べます。これが相手の駒です。相手も同じことをするので、あなたの手前の升目にはお化けが後ろ向きに並んでいるはずです。これがあなたの駒になるのです。

ゲームの進行
・先手から手前に並んでいる自分の駒(お化け)のうち一つを縦、ないしは横に1升移動します。自分のお化けですが、それが善玉か悪玉かは、動かす当人は知りません。
・互いに1手ずつ駒を動かします。パスは出来ません。
・移動して相手のお化けのいる升にまで行ったら、相手の駒を取れます。
・取ったお化けが善玉か悪玉かは相手に分からないように並べます。

終了条件
・善玉(青)を4つ取れば勝ちです。
・悪玉(赤)を4つ取ったら負けです。
・後ろの出口まで自分の青(善玉)が行って脱出すれば勝ちですが、自分のお化け(駒)が善玉か悪玉(赤)かは知らないので、善玉と確信が持てたら脱出することになります(あるいは一か八かで)。脱出してみて果たして善玉なら勝ちですが、悪玉だったら即負けです。

・2人プレイについて:

アブラハムによるゲームの面白さ評価:
アブラハムによるゲームに対するコメント:
手軽ながら相手の行動や性格からコマを予想するのが楽しいです。

海長とオビ湾によるゲームの面白さ評価:
海長とオビ湾によるゲームに対するコメント:
回数はやってますが、そこまでおもしろいと思ったことがありません。

やおきんによるゲームの面白さ評価:
やおきんによるゲームに対するコメント:
2色の色分けだけで、こうも考えるゲームに仕上がっているのには脱帽です。
ただ、アブストラクトが苦手な自分としては、どうも淡白で苦しい時間でした。
自分が楽しめないため、どうも淡白な手になってしまうため、相手も楽しめない、という作業的時間になってしまったのが残念です。
ケチって自作したのも一因かもしれませんので、コンポーネントの大切さを痛感し、反省しました。

Area51によるゲームの面白さ評価:
Area51によるゲームに対するコメント:
何度もやりましたが、さっぱり面白くない。これを買ったのは15年以上前ですが、情報量が少なかったので失敗しました。淡々と進みゲームエンド。地味すぎる。

・コンポーネント
オバケ駒はかわいらしく、ボードの絵柄は雰囲気が出ていていい感じです。

・カードのサイズ
このゲームはコンポーネントにカードを含みません。

・BGM
サン=サーンスの「七重奏曲変ホ長調 作品65」のちょっと滑稽な感じがあっているように思います。

・他サイトさまの紹介記事
メビウスゲームズ
プレイスペース広島
Funagain Games
Board Game Geek
play:game
Nagoya EJF
GIOCO DEL MONDO
週刊じゃむたん通信
浅く潜れ!
ふうかのボードゲーム日記
[ 2010/08/16 23:22 ] ボードゲーム・カードゲームレビュー | TB(-) | CM(-)
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