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エル・グランデ

ボードゲーム・カードゲーム レビュー
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邦題:エル・グランデ
原題:El Grande
作者:Wolfgang Kramer & Richard Ulrich
メーカー:HANS IM GLUECK
プレイ可能人数:2~5
年齢:12歳以上
所要時間:90分
形態:B
重さ:重い
要素:
戦略戦術■■■■■
駆け引き■■■
幸運不運■■

受賞歴:
1996年ドイツゲーム大賞
1996年ドイツゲーム賞1位




・エル・グランデ ルールに関するQ&A

・原題の意味および、箱の表面に書かれている文字の意味
「El Grande」の意味ですが、多分、「大公」と思います。スペインが舞台のゲームですから、おそらくスペイン語だと思います。
箱の表面に、書かれている「Der Koenig und die intriganten」ですが、これは、「王と参謀」という意味です。

・ゲーム内容の簡単な紹介
私が最も好きなゲームの一つ、それがエル・グランデです。
プレイヤーは15~16世紀頃のスペインの大公の一人となり、部下の騎士達を派遣し、スペインを支配するべく争う陣取りゲームです。
このゲームでは、9つの領域に分かれたスペインを効率的に騎士により支配することが求められます。この騎士の配置が重要です。騎士には3つの状態があります。それは、

1.田舎にいる(ストックあるいはリザーブ)
2.大公の館にいる(手元)
3.領土を支配している(ボード上)

です。この点をまず、把握しなければなりません。

実際のプレイは、まず、パワーカードを時計回りにプレイしていきます。このカードにより、決められるのは、

1.プレイの順番
2.田舎にいる騎士を大公の館によべる人数

です。早いプレイ順は、田舎にいる騎士を少ししかよべません。逆に遅いプレイ順は田舎にいる騎士を沢山よべるという特徴があります。

次に、パワーカードで決められた順に、アクションカードを選択、プレイしていきます。アクションカードには「特殊アクション」と、「ボード上に配置できる騎士の数」の2点が定められています。騎士をボード上に配置するための条件は、

・すでに大公の館によばれていること
・国王のいる領土の隣接領土か塔だけが配置可能

といったことが挙げられます。

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アクションカードを日本語シールを作って日本語化しました。こうするとメチャクチャプレイしやすいです。

塔(特殊な領土)にも騎士を入れられますが、これは人数を覚えていたほうがゲームを有利に展開できるでしょう。塔は木製で、高くそびえたっています。この塔に騎士を放り込むと、さて、いくつ中に騎士が入っているでしょう。塔は高く、細く、内側は光が届かず暗いです。したがって中にいくつ騎士があるかは不明です。しっかり覚えておきましょう。

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この駒の大きさを見よ!タバコのすぐ右がキング駒。そのすぐ右がタワーです。

上述のようなプレイを3ラウンド行った後、得点の決算があります。そして決算は3回行われます。したがって全部で9ラウンド、プレイが行われます。

決算の前に塔にいる騎士を秘密ディスクにより、どこの領土に派遣するか決定します。これにより新たな情勢の変化があります。

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これが秘密ディスク。このディスク、よくよく考えてみると、カードでもおんなじ様なことが出来そうなのに、わざわざ、こんなワクワク感のあるコンポーネントを作ったところがエライ!

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秘密ディスクで塔の騎士の派遣先決定後、塔を取ってみました。すると!赤が3つで、青が2つ。赤の勝利です!

このゲームには多くの要素があります。まず、パワーカードによる順番決めは、一種の「競り」、と言えます。そして、騎士の配置では戦略性が求められます。そして塔に配置された騎士を覚える記憶力の要素もあります。さらに、塔から派遣されることにより情勢の変化があるので、この派遣先を秘密に決定するため、他プレイヤーの思惑を読む必要があり、それは心理的駆け引きといえます。そしてアクションカードのめくりによるカード運もあります。
多くの要素がぎっちり詰まったこのゲームの面白さには、非常に重厚感があります。

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2人プレイ時のゲーム終了時の様子。2人プレイでも面白いです。このときは、終始リードしていた青の圧勝でした。

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わんこ、にゃんとろ、sirou、moonの4人プレイの様子。

注)エル・グランデのルールについて
・ストックの騎士がなくなったら、そのプレイヤーは領土上の騎士をいつでも都合の良い時に、手元に戻すことが出来ます。いくつでもどこから(複数の領土からでも結構です)でもできます。ただしキングの領土と塔からは騎士を取ってくることはできません。
・ポイントのマーカーが周囲の得点トラックを一周してしまったら、ポイントのマーカーを再びスタート地点に移動させ、ポイントの記録を続けます。

これらのルールの記述は、「エル・グランデ拡張王と参謀」の説明書に書いてあります。下記をご参照ください。英語です。
http://gamecabinet.com/rules/ElGrandeKI.html

・得点トラックのスタートマスの対角線上のマスは50勝利点です。得点トラックは、1周98点です(数えてくれたsirouさん、ありがとうございます)。

・熟練プレイヤーが初心者を相手にする時に使うハンデルール(カバレロ考案)
自分のパワーカードを、裏向きにしてよく混ぜ、山札として置いておきます(手札じゃありません)。パワーカードを出す時は、その山札の一番上のカードを出すようにします。もし、数字が同じカードが出ていた場合は、引いたカードを山札の一番下に入れ、もう一度カードを引くようにします。

・2人プレイについて:
無重力の騎士によるゲームの面白さ評価:
無重力の騎士によるゲームに対するコメント:
私が初めて、プレイした陣取りゲームです。 プレイ順の決め方や秘密ディスクなど、新規性、独自性を感じることができるゲームです。
タワーに騎士をいれるのもワクワクして楽しいです。実力差がかなり出るゲームです。
運の要素は少なく、戦術性が高いと思います。

・3人以上でやってみた:

にゃんとろによるゲームの面白さ評価:10
にゃんとろによるゲームに対するコメント:
パワーカードを切って出すというのは、楽だけど、大負け(T_T)。

ふくちによるゲームの面白さ評価:10
ふくちによるゲームに対するコメント:
ちょっと複雑に感じましたが、慣れてくると面白さがわかるようになりました。
これくらいルールが多い方が長く遊べるゲームって感じがします。

シエンによるゲームの面白さ評価:10
シエンによるゲームに対するコメント:
偶然だけど最後の作戦が上手くいってよかった。面白かったです。そんなに難しくはないよね。

シヴによるゲームの面白さ評価:10
シヴによるゲームに対するコメント:
色々やりたいことがあるのに、実行できない(コマが出せなくなるなど)ジレンマが楽しかった。
順番決めをカードで行うため、いつトップで行こうか、後手に回って騎士を補充するかの選択が楽しかった。

ゆっきーによるゲームの面白さ評価:
ゆっきーによるゲームに対するコメント:
一見難しそうだけど、やってみるとルール自体はそれほど複雑ではないね。ボードに進行表みたいのもあるし。でも勝つためには頭を使う。

ぼびによるゲームの面白さ評価:
ぼびによるゲームに対するコメント:
初心者(厳密には初心者ではなかったですが)にはルールが多くて、最初はちょっと辛いかも?
やり込めばやり込む程、面白くなりそう。(TRPG等で使う)ロードス島戦記のメタルフィギュア等を使えば臨場感UP?

無重力の騎士によるゲームの面白さ評価:
無重力の騎士によるゲームに対するコメント:
人数が増えた分、競合が激しくなり面白さアップ。 陣取りゲームが好きな方はプラス1点。

・コンポーネント
とても上品な雰囲気のコンポーネントです。とにかく圧巻です。素晴らしいです。
立方体の大公と、それより一回り小さい騎士たち。大きなな国王駒に、そびえたつ塔。いずれも木製です。私は木の駒が大好きなんです。暖かい、素朴なぬくもりを感じます。また、大公と騎士達が、スペイン各地で、活躍する様子は、彩りも鮮やかです。また、古い地図風のボードもいい味出してます。

・カードのサイズ
(45×67mm):65枚(パワーカード)
(67×67mm):54枚(アクションカードなど)

・BGM
ヴィターリのシャコンヌはどうでしょう。



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[ 2010/06/12 23:57 ] ボードゲーム・カードゲームレビュー | TB(-) | CM(-)
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