
ヘルメスの流儀。アートワークがことり寧子さん。とってもおしゃれ!

カードの裏面。カードにはプレイヤーと対応した4色の色が付いてます。それと対応したカードの裏面もかっこいい!

ヘルメスの流儀は競りゲームです。競りの対象も競りに用いるカードもどちらも果物カードです。果物カードをヘルメス神殿にお供えして、そしてお供え物を手持ちの果物カードを使って競るのです。
だから他プレイヤーにはどんどん高価な果物を供えてもらって、自分は果物を手元に置く。そういうことがきれいに決まれば、とっても効率的かと思います。でも、おそらく全プレイヤーがそれを狙っていて自分だけ都合よく実行できるでしょうか??

プレイヤーが手番でできるのは以下のアクションです。
A:自分の山札から神殿へお供えする
B:自分の山札から自分のカードを資金にする(この資金が競りのための資金になります)
C:オークション開催
D:パス
いずれか1アクション実行後、手番は左隣へ移ります。
最も変わっているアクションはDのパスですね。このパスですが、A、B、Cのいずれもできない場合だけ実行できるアクションです。
Aアクションで競りで獲得できるカードを増やし、競りのための資金はBアクションで確保。Cアクションで実際の競りを行います。
神殿に置けるカードは3枚まで、各自が手元に資金として置けるのも3枚までという制限があります。また、神殿に置かれる1枚目のみは裏向きで置くことが許されています。
競りは、手番プレイヤーの左隣から1回ずつ値段を付け、一番最後に手番プレイヤーが値を付け、最高値を付けたプレイヤーが神殿のお供え物を獲得します。
手元に置くカードは、一番右が各自の山札。中央あたりが資金、左が獲得札置き場です。
ひねりは「恩寵」と「護符」ですね。ヘルメスの恩寵カードはカードの強さを2倍にします。もし恩寵が2枚あれば4倍になるでしょう。
ヘルメスの護符は競りで必勝の効果のある強力なカードですが、手元に資金が3枚ある状況で引いてしまうと捨て札になるという弱点があります。
各自の山札が尽きてくるとパスになりますが全プレイヤーがパスになったらゲームは終わりになります。この段階で、より落札したカードの価値が高いプレイヤーの勝利になります。
競りのために資金をとにかく確保したいですね。でも資金を増やしつつ、神殿へ供える供物も充実させねばなりません。そして特別な効果のある「恩寵」や「護符」を効果的に使いましょう。資金を増強するか供物を充実させるか。また裏向きに置かれた神殿の1枚目の価値をどう見積もるか・・・・。コンパクトなカードゲームですがガーデンゲームズらしく悩ましいゲームです。
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