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ラー

ボードゲーム・カードゲーム レビュー
KIF_0207.jpg

邦題:ラー
原題:RA
作者:Reiner Knizia
メーカー:alea
プレイ可能人数:2~5
年齢:10~99歳
所要時間:45分~60分
形態:B
重さ:ほどほど
要素:
戦略戦術■■■■
駆け引き■■■
幸運不運■■■

受賞歴:
1999年ドイツゲーム賞2位


・原題の意味
「RA」の意味ですが、エジプトの太陽神で最高神の一柱です。元来は一太陽神に過ぎなかったのですが、他の神々と合体して地位が上がりました。ちょっと、デビルマンとか女神転生みたいですね。
箱の表面に、書かれている「DAS SPANNENDE SPIEL UM GO"TTER, MENSCHEN, MONUMENTE」ですが、これは、「神々と人々とモニュメントのハラハラするゲーム」という意味だと思います。

・ゲーム内容の簡単な紹介
古代エジプトっぽい見かけの競りゲームです。競り落とされるものは、タイルです。タイルが幾つか集まると点になる、とか、このタイルが無いとマイナス、といった決まりがたくさんあるので、リファレンスが無いと楽しみにくいです。
秀逸なリファレンスが↓にあります。
http://www006.upp.so-net.ne.jp/mos/game/gm_ac_ra.htm

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プレイ風景。

このゲームをリファレンスを見ずに初めてやったときは、面白さがまったく分かりませんでした。どのタイルをどうやって点数化するか、分かるととても面白いゲームです。

プレイヤーは3つもしくは4つの「太陽チップ」というもの持ちます。持つ数はプレイ人数によって変わります。このチップがタイルを買う時に払う対価になります。チップは16個あり、1~16までの数字がふられています。同じ数字のチップはありません。これを平等にプレイヤー間で分けます。分け方は説明書に詳しく書いてあります。チップのうち一番安いチップ、1をボード中央に置き、ゲームはスタートします。

手番では、次の3つのアクションのうち、いずれか一つを実行します。
1.タイルをめくる
2.ラー宣言をする
3.神様タイルを使う

このゲームでは多くのタイルを使うのですが、これを始める前に裏返しにしてよく混ぜねばなりません。う~ん、かったるい!と思った私はお弁当袋を100円ショップで買ってきてそれの中にタイルを入れてグシャグシャに混ぜるようにしました。こうするとよく混ざるし裏返す面倒くささからも解放されるのでおススメです!
タイルを引いたらボード上に並べます。1手番では1枚だけです。

ラー宣言をするとこのゲームのメイン、競りが開始されます。ラー宣言をした人の左隣から1度づつだけビッドができます。最後にラー宣言をしたプレイヤーがビッドし、最も高いビッドをしたプレイヤーがタイルを取ります。そしてビッドと対応する太陽チップをボード中央のものと交換します。元々ボード上に置かれていたチップは裏向きにして手元に置きます。このチップの裏表が「使用可能か否か」を表しています。表向きなら使用可、裏向きなら不可という感じです。

このゲームの競りに使う太陽チップですけど、あるのは非常に少ない枚数で選択の幅が狭いです。そして相手プレイヤーの使用可能太陽チップも丸見えです。こちらが打って出れば相手がどう返してくるか、そのあたりを見極める必要があるのですが、選択肢が多いとは言えないので難しくはないです。

「強制ラー」というのもあります。これは「タイルをめくる」のアクションの時に「ラータイル」がめくられた場合、めくったプレイヤーは直ちにラー宣言、競りを開始せねばならないのです。いろいろと計画を練ってゲームを進めていると思いますが、こういうアクシデント的な出来事があると一種の混乱につながり、それが面白いのです。ラータイルがある程度めくられると即ラウンド終了になるので(タイルの枚数はプレイ人数により変わってくる)、太陽チップを残してラウンド終了になると太陽チップがもったいない…ということになるので、そのあたりも考慮に入れねばなりません。

神様タイルという種類のタイルもあります。これは競りで普通のタイルと同様に入手できます。入手して、手元の置いてあると、これを捨てタイルにする!というアクションが選べます。このアクションは通常の「タイルをめくる」とか「ラー宣言」の代わりに行うものです。これをすると、神様タイルは捨てタイルになりますが、代わりにボード上にある1枚のタイルを手元に持ってくることができます。ラーのリメイク、ラッツィアでは設定がラーと変わっていてギャングものになっています。ラッツィアでは当然ながらエジプトの神様は出てこず、代わりに泥棒カードと言うのになっています。そこから私は、ラーの神様のことを「泥棒の神様」と呼ぶようにしています。

全プレイヤーの太陽チップが裏返るか、ラータイルが埋まったらラウンドが終了します。ラウンドが終了する前の状態、1人だけゲームに残される場合があります。他のプレイヤーは太陽チップを使い果たしているんですね。こういう状態のことを「ひとりラー」と言います。ひとりラーはなかなか楽しいのでこれを目指すのもゲームの戦術だと思います。

ラウンドが終わったらラウンドの決算と言うことで取ったタイルを得点化します。そして3ラウンドが終わったらゲーム終了時の得点決算をしてゲームは終了になります。ゲーム終了時に最も点が高いプレイヤーが勝利します。

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ラー駒。立派!

流せるヴァリアント
Raタイルをめくった場合、全プレイヤーがパスをすることができますが、通常ルールでは、このときプレイ列のタイルはそのまま残ります。
このヴァリアントでは、全プレイヤーがパスをする事態になった場合、全プレイヤーの合意があれば、プレイ列のタイルを捨てることも可、とします。

・2人プレイについて

(注釈:2010年現在扱われている最新版のラーは公式ルールで2人プレイ対応しています)

2人用ヴァリエーションルール:その1(カバレロ&にゃんとろ考案)
原則的に通常ルールに準拠します。通常ルールとの相違点を以下に記します。
●Raタイルを置く位置と枚数
4人プレイの時と同じ枚数・位置(左から2番目のマスから9枚)に配置する
●太陽チップの分配
3-4-7-8-11-12の山と2-5-6-9-10-13の山で分配する
●競りは2巡する
例)プレイヤーAが太陽チップ「2」で、ビッドしました。
つづいてプレイヤーB太陽チップ「3」でビッドしました。
つづいてプレイヤーA太陽チップ「5」でビッドしました。
つづいてプレイヤーB太陽チップ「7」でビッドしました。
プレイヤーBがタイルを競り落としました。
そして、ボード中央に置かれている太陽チップを取り、自分の前に裏向きにして置きます。
自分が宣言した数値(この場合は7)の太陽チップを表向きにしてボード中央に置きます。
●得点計算
最も少ないファラオタイルの持ち主のマイナスポイントは、なし。
最も少ない太陽チップの合計数値の持ち主のマイナスポイントは、なし。

2人用ヴァリエーションルール:その2(カバレロ考案(ラッツィアの2人用ルールを参考に考えました))
原則的に通常ルールに準拠します。通常ルールとの相違点を以下に記します。
●Raタイルを置く位置と枚数
3人プレイの時と同じ枚数・位置(左から3番目のマスから8枚)に配置する
●太陽チップの分配
3-4-7-8の山と2-5-6-9の山で分配する
上記の部分以外は通常ルールに従います。例えば、ファラオでリードされると実質7点差がつくわけです。

・2人プレイについて:
sirouによるゲームの面白さ評価:
sirouによるゲームに対するコメント:
その2の方がシンプルでわかりやすいですね。
ファラオが重要な点差を生み出すので必然と神タイルがも重要。なるべく「ひとりRa」状態を相手にさせたくないので、場のRaタイルをよく見つつプレイすることが重要。

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・3人以上でやってみた:

にゃんとろによるゲームの面白さ評価:10
にゃんとろによるゲームに対するコメント:
ラータイルの進行や太陽チップによって作戦が変わってくる点、非常に楽しいです。

アブラハムによるゲームの面白さ評価:
アブラハムによるゲームに対するコメント:
テンポよく進む競売ゲーム。
初めてだったのでラーのタイミングを見極められず苦戦しましたが楽しくプレイできました。

ゆっきーによるゲームの面白さ評価:
ゆっきーによるゲームに対するコメント:
ルールはほとんど同じなんですが、ラッツィア!より面白く感じましたね。何故だろう。

ぼびによるゲームの面白さ評価:
ぼびによるゲームに対するコメント:
『ラッツィア!』の方がゲームのノリ的に好きかも?でも、コンポーネントはこちらの方が豪華です。

DSCF5778s-.jpg

・コンポーネント
太陽チップとRaコマは木製で、いい感じです。その他、ゲームボード・タイル・得点表示用チップは、紙製です。いずれも古代エジプト風でカッコイイです。

・カードのサイズ
このゲームはコンポーネントにカードを含みません。

・BGM
「アイーダ」の凱旋行進曲はどうでしょう。


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[ 2010/07/14 22:03 ] ボードゲーム・カードゲームレビュー | TB(-) | CM(-)
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