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バルバロッサ

ボードゲーム・カードゲーム レビュー
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邦題:バルバロッサ
原題:Barbarossa
作者:Klaus Teuber
メーカー:KOSMOS
プレイ可能人数:3~6
年齢:12歳以上
所要時間:75分
形態:B
重さ:ほどほど
要素:
戦略戦術■■■
駆け引き■■■■■
幸運不運■■

受賞歴:1988年ドイツゲーム大賞


・原題の意味および、箱の表面に書かれている文字の意味
「バルバロッサ」といいますと、第2次世界大戦に詳しい人なら、1945年6月22日から開始された、ナチス=ドイツによるソ連への侵攻作戦・「バルバロッサ作戦」を連想されるかもしれませんね。また、銀河英雄伝説(田中芳樹著・徳間書店)が好きな人なら、キルヒアイス上級大将の旗艦「バルバロッサ」を思い出されるかもしれません。

さて、「Barbarossa」の意味ですが、「赤髯」です。「Barbarossa(赤髯王)」とよばれるドイツ国王・神聖ローマ皇帝がいます。フリードリヒ1世(1123頃~1190、在位1152~1190)です。彼は非常に好戦的な人物でした。第3回十字軍を企てた人物の一人でもあります。彼はまた、チンギスハーン・蒼き狼と白き牝鹿Ⅳ(コーエー)というテレビゲームにも戦闘能力の高い国王として登場します。

で、なぜこのゲームのタイトルに「Barbarossa」とつけられたのか……。それはよくわかりません。
箱の表面に、書かれている「Das Raetselspiel von Klaus Teuber」ですが、これは、「クラウス=トイバーのなぞなぞ遊び」という意味です。

・ゲーム内容の簡単な紹介
プレイヤーは粘土細工を作成し、それを当て合うゲームです。

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ボードを広げました。とても珍しい円形ボードです。

当てれば、もちろん点が入ります。ただ、当てられてもプラス点が入る場合があるのです。

それは、下手過ぎず、上手過ぎない粘土細工を作ることによってです。

したがって、単純に上手に粘土細工を作れば良い訳ではないのです。ですので、プレイヤーが作る粘土細工は大抵の場合、一見すると抽象芸術のような、訳の分からないものになるわけです。

このゲームは面白いです。伊達にゲーム大賞を取ってません。このゲームのスゴイ点は、

・まず、何を作るか考える(この段階でワクワクします)
・実際に作る(実際に物を作るのは楽しいです)
・他プレイヤーの作品の正体を考える(あまりに訳の分からん作品に呆然としたり、見え透いた作品を見てニヤリと出来ます)
・他プレイヤーに質問をする(核心を突いた質問が出来たときの気持ちよさ!)
・他プレイヤーから質問される(あまりに見当違いな質問は爆笑ものです)
・黒い石を使い、わりこむ(優越感を感じます)
・他のプレイヤーの作品を当てる(快感としか言いようがありません)
・他のプレイヤーに作品を当てられる(私の気持ちが分かってくれたのか、と、少し感動します)
・ゲーム終了後に、分からなかった作品の解答を聞く(そのあまりのシュールな感覚!)

といった具合に、ゲーム中に行うほとんど全てのアクションが楽しいのです。

勝つためには、発想の豊かさが必要とされるゲームです。芸術に関する能力はあまり問われません。

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何が作られたか、分るでしょうか??

■ヴァリアント(Bragiさん考案)
その1(すごろくなしのルール)
得点計算や勝利条件は通常のルールに則ります。

最初にプレイヤーは黒い石を一個持ちます。黒い石の上限は三個までです。プレイヤーができる行動は二択です。

1. 質問をする:通常のルールに則ります。
2. 文字聞きをする:作品を一つ指定します。質問者は何番目の文字が知りたいかを言います。質問された人は、紙を使って質問者に文字を教えます。その後、黒い石がもらえます。ただし黒い石は、一つの作品につき一個しかもらえません。

その2(すごろくありのルール)
すべてのプレイヤーは、ドラゴンを根拠にした得点では、ゴールすることができない。

・2人プレイについて:
(中野さんに教えてもらった2人用の非公式ルール)

使用する矢の本数:7本

各プレイヤーは4個ずつの粘土細工を作る(計8個の粘土細工が出来あがる)。

妖精のマス、質問のマスでは、「いいえ」と回答されるまで質問を続けることができる。ただし、「いいえ」と回答された時点で、手番は終了となる。

また、質問マスはいきなり第2段階から始まるものとする。

通常ルールではあった黒い石の使用制限(第2段階では使用できない)は、2人プレイ時には存在しない。

得点について:粘土細工の正体を当てたプレイヤーに5点。
このとき当てられた粘土細工には、矢を刺しておく。

粘土細工を当てられたプレイヤーも、使用された矢の本数によって得点の増減がある。
矢が1本目:-2点
矢が2本目:-1点
矢が3本目:1点
矢が4本目:2点
矢が5本目:1点
矢が6本目:-1点
矢が7本目:-2点

ゲームの終了条件:
1.どちらかのプレイヤーの得点コーンが、鍵のマークのマスに着いた時、そのプレイヤーの勝利としてゲームが終了。
2.どちらか片方のプレイヤーの粘土細工全てが当てられた場合。この時点で、粘土細工に矢が刺さっていないものについては、1個につき-5点のペナルティが課される。

・3人以上でやってみた:

にゃんとろによるゲームの面白さ評価:10
にゃんとろによるゲームに対するコメント:
ルールがわかってしまえばすごく楽しい。粘土をこねて何か作るだけで楽しくなる。これが、あれ?という驚きもよい。

シヴによるゲームの面白さ評価:10
シヴによるゲームに対するコメント:
コレは面白い、ちょっと難解すぎた問題を作ってしまい失敗してしまった、もう一回やってみたい。

ゆっきーによるゲームの面白さ評価:
ゆっきーによるゲームに対するコメント:
矢を刺すのが楽しい。回答はあまりひねらないように。

ぼびによるゲームの面白さ評価:
ぼびによるゲームに対するコメント:
あまりに分かりやすいモノを作ってしまったのが敗因だった。にゃんこの様に、灰色なモノ(色の事ではない。)を作るようにしなくては!

・コンポーネント
このゲームのコンポーネントでまず触れねばならないのは、なんといっても粘土でしょう。このゲームに付属してくる粘土は、油粘土で非常に使いにくい、という説と、いやいや、付属の粘土は小麦粘土だから使いやすい、という両方の説を聞いたことがあります。両方の説を知っている私はいささか不安を覚えたので、小麦粘土を買ってきて、それを用いてプレイしています。消しゴム粘土を用いてプレイするのもいいかもしれません。

このゲームはボードが円形です。珍しいですね。
その他の駒は木製で、カラフルです。木の駒ファンとしては嬉しいかぎりです。
また、このゲームには鉛筆とメモもついているので、筆記用具等を別に、あらかじめ用意する必要はありません。ただ、メモ帳は1冊しかないので、人数分そろえたい方はあらかじめ用意してください。

・カードのサイズ
このゲームはコンポーネントにカードを含みません。

・BGM


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[ 2010/12/21 23:59 ] ボードゲーム・カードゲームレビュー | TB(-) | CM(-)
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