ラ・チッタ

ボードゲーム・カードゲーム レビュー
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邦題:ラ・チッタ
原題:La Citta
作者:Gerd Fenchel
メーカー:KOSMOS
プレイ可能人数:2~5
年齢:12歳以上
所要時間:60~150分
形態:B
重さ:重い
要素:
戦略戦術■■■■■■
駆け引き■■
幸運不運■■

受賞歴:
2000年ドイツゲーム大賞ノミネート
2000年ドイツゲーム賞4位



・原題の意味および、箱の表面に書かれている文字の意味
「La Citta」の意味ですが、多分、「街」だと思います。イタリアが舞台のゲームですから、おそらくイタリア語だと思います。
箱の表面に、書かれている「Sta"dte im Aufbruch」ですが、これは、「都市の台頭」という意味です。


・ゲーム内容の簡単な紹介
ルネッサンス期イタリアで領主となり、都市を発展させるゲームです。具体的には、自分の都市の人口増加を目指すのですが、そのためには、人口の流動があるため、魅力的な都市にしなくてはならないし、増えた人口を養わなければならないしと、中世イタリア領主もなかなか大変です。

勝つためには戦略性と、少々の運が必要とされるゲームで、戦略的なゲームです。プレイヤー間の駆け引きもあります。

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ボードがデカイです。

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初期配置が終わった様子。

1ゲーム年は以下の8つのフェイズからなります。

▼1.スタートプレーヤーの移動
最初の年のスタートプレーヤーは、決まっています。新しい年の初めには、スタートプレーヤーが左隣のプレーヤーに移ります(スタートプレーヤーマーカーを渡す)。

▼2.「民衆の要望」カードを並べる
各年ごとに山から4枚のカードをめくって、4つの○の所に置きます。模様のない●の所のカードは表向きにして、あとは裏向きのままにします。
参考:この4枚のカードは民衆の要望をあらわします。このカードによって、市民たちがこの年に、健康(青い弓形)、文化(白い弓形)、教育(黒い弓形)のうち、何を望んでいるかが示されます。

▼3.採石場からの収入(1年目には発生しません)
スタートプレーヤーから順番に、1つもしくは複数の採石場を持っているプレーヤーに収入があります。プレーヤーが持っている採石場1つについて、コイン1つを受け取ります。もし、採石場が2つの山岳に隣接していたら、そこからはコインを2つ受け取ります。

▼4.市民の増加(1年目も行います)
スタートプレーヤーから順番に、各プレーヤーは、全ての都市の城の上に1つずつ市民を配置します。
補足:城および城から連続して配置されている建物タイルのまとまりを都市と呼びます。

人口制限:
・基本的に1つの都市に配置できる市民コマは5個までです。
・「市場」のある都市は、配置できる市民コマは8個までです。
・「市場」のほかに、「噴水」もしくは「公衆浴場」のある都市は一切の人口制限がなくなります。

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城に市民を配置した様子。これからどんな風に発展していくんでしょうか?

▼5.政治ラウンド(1ゲーム年に5回ずつ行います)
ここで、順に5回の「政治ラウンド」を行います。各ラウンドではプレーヤーは一回ずつ手番を行います。
手番になったら、アクションカードか政治カード(政治カードでできることは別紙のチャートを参照)を1枚使用するか、パスします。使用したカードは、裏返してプレーヤーの手前に置きます。その後で、左隣のプレーヤーに手番が移ります。全てのプレーヤーの手番が終わったら、1政治ラウンドが終了となります。

参考:アクションカード1枚でできることは以下の3つのうちどれかです。
1.コインを2つもらう
2.新しく都市を作る
3.普通の建物を建てる(無料)

▼6.民衆の要望の決定
「民衆の要望」カードのうち裏向きの3枚を表向けます。

▼7.市民の移動
スタートプレーヤーから順番に全てのプレーヤーは、市民の移動を調べます。

aプレーヤーは、自分の都市を調べます。
・自分の都市間では、市民の移動は起こりえません。
・自分の都市と、他プレーヤーの都市との間が近い場合(2マスもしくは1マス)、この「隣接している都市」との間で移動が起こりえます。

b移動が起こりうる場合
・手番プレーヤーは、民衆の要望と対応している魅力(文化、教育、健康)の魅カポイントが、隣接している都市よりも大きいかどうかを調べます。
・魅カポイントがより大きい場合、隣接する都市から市民を1つとって城に配置します。

条件:その都市が追加の市民を受け入れることができることです(人口制限に注意)。新たな市民を受け入れることができない場合、その市民はストックに戻されます。
・市民を失うプレーヤーは、どの建物から市民を取り除くかを決めます。もし、余っている市民がいない場合には、あとで建物を壊さなけれぱなりません。(この時点で建物を壊すことはありません)

補足:スタートプレーヤーから順に自分の都市への流入のみをチェックします。この時人口制限により自分の都市に配置できず、その後、他のプレーヤーとのチェックで市民が流失することもあります。

注意:都市の全ての建物には、1つは市民が必要です。

▼8.市民に食糧を供給する
・スタートプレーヤーから順番に全てのプレーヤーは、市民の数と産出する食料(食料チップ)を数えます。
・少なくとも市民の数分だけの食料の産出(チップ)があれぱ全員に食料が行き渡ります。

参考:数えるのは、都市ごとではなくプレーヤーごとの、全ての食料の産出と市民です。

・食料の産出よりも多くの市民をボード上に配置している場合は、過剰分の市民を取り除き、ストックに戻さなけれぱなりません。これらの市民は、食糧不足で脱出していったということです。

重要:これによって市民のいない建物が発生したら、その建物を壊さなけれぱなりません。
(プレーヤーの色の)市民マーカーには、食料を与える必要はありません。
「豊作」による追加の食料も忘れないでください。
・市民の脱出に対する罰則

次のゲーム年では、政治ラウンドを4回しかできません。このプレーヤーは、次のゲーム年に(自分の最初の政治ラウンドの手番で)自分のアクションカードを1枚(プレイしたかのように)裏向きにして、自分の前に置き、手番を終了します。これでこのプレーヤーはこの年、4枚しかカードが使えなくなります。

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魅力的都市に人々殺到!まもなく餓死者が出ます!

●1ゲーム年の終了
・表向きになった「民衆の要望」カードをまとめて、脇に置き(表向き)捨て札の山とします。
・各プレーヤーが自分の前に置いている裏向きの政治カードは、捨て札とします。
・3枚のアクションカードはそのまま持ち続けます。アクションカードを表向けて次の年に再び使います。
・色つきの市民マーカーは、それらを全て回収し、自分の手元に戻します。

●6年目の「特殊」ルール
最後の年は、「豊作」の政治カードを使うことはできません。通常の収穫で市民を養わなけれぱなりません。

ここにあるデータをシールに印刷すると、カードを和訳化できていいと思います。
http://gioco.sytes.net/chart.htm

・コンポーネント
とても上品な雰囲気のコンポーネントです。
大抵のゲームのボードは、2つか、4つに折りたたまれていますが、このゲームの場合は、6つに折りたたまれており、ボードがちょっとデカいのがインパクトあります。

その他に、タイル、チップ、カードがありますが、これらは非常に美しいデザインとなってます。

さらにスゴイのは、市民駒です。この駒は非常に小さいのですが、大変細かく作りこまれています。
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市民駒。性別の区別もある!左が男性、右が女性。ゲームには性別は関係ないんですが、凝っています!

・カードのサイズ
(43.5×67.5mm):56枚

・他サイトさまの紹介記事
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[ 2012/01/28 03:49 ] ボードゲーム・カードゲームレビュー | TB(-) | CM(-)
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