ボードゲーム・カードゲーム レビュー

邦題:
シーランド原題:
SEELAND作者:
Guenter Burkhardt & Wolfgang Kramerメーカー:
Ravensburgerプレイ可能人数:
2~4年齢:
9~99歳所要時間:
45~60分 形態:
B重さ:
やや重い要素:
戦略戦術■■■■
駆け引き■■■
幸運不運■■■受賞歴:
-
・ゲーム内容の簡単な紹介ボードの隅っこに描かれている「ロンデルの輪」の上の駒を時計回りに動かし(一方通行)、駒が止まった場所のアクションをやる・・・というスタイルゲームがあります。代表格はインペリアル。フィンカもロンデルっぽい感じのゲームです。このシーランドもそういった系譜のゲームの一つだ、と言えると思います。

左上にある円がロンデル。この画像はボードに何も置かれてない状態。

ゲーム準備完了!

ゲーム序盤。
ロンデル上に置かれている黒い駒。これを時計回りに動かします。いかにもロンデルらしいシステムは、1歩なら無料、たくさん移動はたくさんコストかかるよ、というルール。
こうやって、黒駒を動かし、辿り着いたらそのマスのタイルをメインのボード上置きます。この配置が条件が整えば得点計算をやって、最終的に得点が高い人の勝ちっ!となります。
タイルには3種類があります。風車タイル、農地タイル、島タイルです。島タイルはボード上に既に置かれています。ロンデル上にあるのは風車か農地です。これをメインボードに置いていって、自分の風車の周りがタイルで埋められたらそこについて決算をします。
決算は簡単です。入る得点は、風車自身と周囲の農地マスの数値の合計値です。さらに、「3色ボーナス」があります。農地には「赤」、「黄色」、「緑」の3種類があります。この3色がそろうとボーナスとして5点上乗せがもらえます。
逆に、「モノカルチャー・ショック」があります。モノカルチャー・ショックは、風車の周りの農地が1種類(以下)の時は得点はゼロっ!というルールです。
自分には3色ボーナス与えるように、他人にはモノカルチャー・ショックを与えるようにしましょう。
3通りの遊び方このゲーム3通りの遊び方があります。
・標準ルール
この画像はゲーム終了時のもの。
「島タイル」で何がめくれるか分からないあたりはまるっきり運。
「神よっ・・・・・!オレを祝福しろっ・・・・!!」・「代官と記録」拡張ヴァリアント標準ルールに追加して代官駒と記録マーカーを活用したヴァリアントです。
・戦略ゲーム
ボード裏面を使います。島タイルを使いません。代わりにボード上にすでに描かれているものを用います。標準ルールが、島タイルのめくり運があるのに対し、その要素が無くなっているので戦術的要素が増しています。しかしアブストラクトにはなっていません。ロンデル上に置かれるタイルのめくりがランダムだからです。
・コンポーネントボードは裏面も使った遊び方もあるので両面です。風車駒は木製でなかなか凝っています。

折り畳みではなく組み合わせ式です。
問題に感じるのは農地タイルです。チューリップとかキャベツとか描かれていて、収穫量が多い(勝利点が高い)ものはイラストがドッサリで凝っています。凝っていて、凝り過ぎていて分かりにくいです。極端な話、チューリップタイルは赤でベタ1色と得点の数字だけ、みたいな表示でもゲーム的には支障がなかったでしょう。さすがにそれでは味気なさすぎですが、現状のような細かすぎる描写では視認性が悪いです。
・カードのサイズこのゲームはコンポーネントにカードを含みません。
・BGMバッハの4台のチェンバロのための協奏曲はどうでしょう。
・他サイトさまの紹介記事メビウスゲームズプレイスペース広島Board Game Geekplay:game
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